［1］「サロン ド パルファン 2020」のポイント

出典 mistore.jp/shopping/

例年なら伊勢丹新宿店の6階催事場で年に1度、大々的に開催される香りの祭典（フレグランスメゾンの新作や限定品が一気にお目見えするイベント）「サロン ド パルファン」。

今年はメイン会場を伊勢丹新宿店の本館1階 ザ・ステージに移しました。

2019年は3日間しか開催されませんでしたが、今年は11月4日(水)～11月10日(火)の1週間の開催で、ゆっくり香りを楽しめました。

1階のメインステージでは各ブランドの先行発売や限定品の展示を行っており、香りのコンサルテーションを行えるスペースも用意。

別場所にある香水売り場や香水ブースでも展示・販売を行っていました。

毎年、伊勢丹新宿店のみの開催ですが、今年は全国の三越伊勢丹グループ（ 一部の店舗は除く）でも開催されることもポイントです！

新宿店まで足を運べない方でも、札幌三越や福岡三越の北海道から九州地域までの開催なので、全国の方に楽しんでいただけるイベントになっています。

［2］Christian Louboutin（クリスチャン・ルブタン）

まず、今年外せないブランドと言えば『Christian Louboutin（クリスチャン・ルブタン）』。先行発売された香水7種類に大注目です。

こちらは『Christian Louboutin（クリスチャン・ルブタン）』のファンタスティックな世界観とリアルな思い出や夢にインスパイアされたコレクション。

「サロン ド パルファン」会場でもルブタンのレッドソールカラーの赤が一際目立っていました！もう、このビジュアルに「かわいい～」と言う言葉しか出てこないくらいメロメロです。

公認サポーターの特権で私は事前に香りを試していたのですが、どの香りもそれぞれの香料を生かした香りを楽しめるのに、尖った香りではなく誰でも親しみを感じられるような纏いやすい調香になっていました。

7種類の香りの中でも、好きな人が多いであろう香りは「ルビルージュ　オードゥパルファン」。ルブタンのパンプスが蓋部分にあしらわれていて、見た目から心奪われます。

販売員の方のお話だとこのヒールは地球儀の上に乗っていますが、ヒールが指している場所はルブタンの1号店の場所で、ここからルブタンが世界中に広がった事を意味するそう。

それを聞いてしまうと、余計にトキメキますよね！

肝心の香りはカルダモン、アイリス、バニラのオリエンタルスパイシーの香り。

甘くパウダリーな香りはルブタンの靴のようにセクシーで官能的な気分にさせてくれます。

その他、ワニ（ルビクロック）や王冠（ルビクラウン）、ライオン（ルビラージ）のモチーフの香りはスパイシーやウッド調の香りになっていて、ユニセックス。

男性でも纏いやすい香りになっていました。

骸骨（ルビキス）、ねこ（ルビドゥー）、パイナップル（ルビファンク）の3つはフローラル、フルーティの香りでとても華やかな気分にさせてくれる香りでした。

ねこはルブタンのリップを持っていたり、パイナップルの頭の部分にはルブタンのヒールが付いているモチーフだったりと細部まで細かい作りになっています。

［3］kilian（キリアン）

『kilian（キリアン）』から数量限定発売された2つがこちら。

①ディスカバリーセット（人気の香り8種を試せるトラベルサイズのセット）
②ミニチュア カラフェ セット（キリアンの世界観を感じさせる、美しいカラフェ型のボトル）

この2つは開催初日の午前中で完売してしまう程の人気でした。香りを試すのにも列ができていました！

また10月16日に発売されたばかりの新作の香り2種類も大人気だそう。

『kilian（キリアン）』と言えば世界的コニャックメゾンであるヘネシー家に生まれたキリアン・ヘネシーが手がけるフレグランスメゾンですが、お酒の香りにインスパイアされたフレグランスが多くボトルもとても魅力的。

現品サイズだとお値段もお高めなので、ディスカバリーセットを試してみたい気持ちはみんな同じでしたね！

［4］JO MALONE LONDON（ジョー・マローン・ロンドン）

『JO MALONE（ジョー・マローン）』では、コロン100mLをお買いあげの方に「オリジナルチャーム」をプレゼントしていました。

ボトルにチャームを付けるってかわいいアイデアだなと思いました。

アーカイブコレクション6種類

過去に発売されて大人気だった香りが復刻しました！こちらは公式サイトと「サロン ド パルファン」の限定発売になっています。

なんと『JO MALONE（ジョー・マローン）』が初めて発売した香り「ナツメグ＆ジンジャー」もあるんです！とても明るくさっぱりした香りで日常使いしやすい香りでした。

6種類の中でも私が特に気に入ったのは、こちらの香り。

この「ブルーアガバ&カカオ」の香りは、官能的な洋酒のような香りです。

それも、そのはずで、ブルーアガバ(＝アガベ＝テキーラの原料)が使われているからなんです。アガベシロップと言えばGI値の低い甘味料としても有名ですよね。

アガバにカカオとシナモン、パウダリーなムスクが重なり、鼻の奥に甘く妖艶な香りが広がります。

そして、そこにアクセントを添えるのはライムとグレープフルーツ。

テキーラショットを飲んで最後にライムを口に含むような…あんなに、強烈なサッパリ感はないけれど、このシトラスの香りがアクセントになることで甘ったるくならず、大人な色気を与えてくれる香りです。

パウダリーな香りは私の肌には綺麗に乗るのでもう、纏った瞬間から「これ好き！」ってなりました。

また、『JO MALONE（ジョー・マローン）』ではメインステージで香りのコンサルテーションも行っていました。

こちらはipadを使い、今の気分や、どんなイメージになりたいか？など質問に答え進んでいくと『JO MALONE（ジョー・マローン）』の香水の中から自分におすすめの香りを診断してくれるもの。

私は「ベルベットローズ」でした。今年はずっとローズを纏いたい気分で過ごしていたので、マッチしました！

こちらは、甘みがあってふくよかなローズ。それはまるでベルベット素材のような重厚感でした。

［5］Maison Francis Kurkdjan（メゾン・フランシス・クルジャン）

『Maison Francis Kurkdja（メゾン・フランシス・クルジャン）』のブースはクリスマスのビジュアルが可愛かったです。

数量限定販売していたのはこちら。

①フレグランス ワードローブ フォーハー
②フレグランス ワードローブ フォーヒム

男女それぞれにおすすめの8種類の香りのセットです。それぞれ現在日本では発売されてない香りが含まれています。

その1つが「バカラルージュ・エキストレドパルファム」です。

『Maison Francis Kurkdja（メゾン フランシス クルジャン）』が、クリスタルの「メゾン バカラ」のブランド生誕250周年を記念して創作した「バカラルージュ 540」。

通常発売されているのはオードパルファムなんですが、このセットはエキストレドパルファムと香りの濃度が高く、7時間ほどは香りが持続します。

吹き付けた瞬間からオードパルファムよりコックリ甘く香りました。アンバー・ウッディ・フローラルの明るく濃密な香りです。

それから「ウードサテンムード」。こちらも日本で発売されていない香り。

ウード（沈香）とスパイスが程よくマッチしていて、重さがあるのに女性らしい香りに仕上がっています。

［6］GUERLAIN（ゲラン）

『GUERLAIN（ゲラン）』のブースは超豪華で、キラキラボトルに目が釘付けでした。

『GUERLAIN（ゲラン）』の「マインドセント」もメインステージで体験できます。自分の脳波を測定して香りのおすすめをしてくれるスグレモノ！

4種類の香りをそれぞれ10秒ずつ嗅いで、脳波が1番反応したもの（リラックスしたもの）を測定して『GUERLAIN（ゲラン）』の香水の中からおすすめを教えてくれます。

私はシプレ調の香りがおすすめとのことで、提案されたのは「ミツコ」、「ルイ」、「シプレーファタル」の3つの香り。

「ミツコ」と言えば名香ですよね。

そして、この限定品のマットホワイトの芸術品のような白いボトルも一際目立っていました。

こちらは「白の時間」という名のピュアで繊細な純白をイメージした香り。

稀少な天然香料を贅沢に用いたホワイトフローラルアコードは空に輝く星の煌めきを表現したそう。

お値段はなんと9万円越えです。

［7］私を変える、香りとの出会い。

今年の「サロン ド パルファン 2020」のテーマは“私を変える、香りとの出会い。”。

香りは目に見える、形あるものではないので、好きな香りに出会うのは大変なことです。

しかし、プロのコンサルテーションや脳波を測定しておすすめを紹介してくれるなど、楽しみながら迷うことのできる素敵なイベントになっていました。

また、今年は各ブランドともミニサイズの香水セットが多く発売されていた印象です。

自分に合う香りに出会うためにも、いろいろな香りが試せるミニサイズはとても使いやすいサイズですよね。

伊勢丹新宿店は10日までの開催でしたが、引き続き全国で「サロン ド パルファン 2020」は開催されます。

新しい香りとの出会いを楽しんでいただけたらなと思います。

>>「サロン ド パルファン 2020」三越伊勢丹公式サイトはこちら